チャプター 211

リチャードはキャサリンをにらみつけた。投げかけた問いは二人のあいだの空気にぶら下がったまま、落ちてこない。イザベラに対する彼女の奇妙な振る舞いへの疑念が強まるにつれ、緊張は肌に触れるほど濃くなっていった。

彼らはこれまで、居心地のいい均衡を保ってきた。リチャードは家業のために身を粉にして働き、キャサリンは家庭を寸分の狂いもなく取り仕切る。家にいる彼の安らぎを乱すものは、彼女が決して許さなかった。多くの点で、キャサリンはいつだって理想的な伴侶であり、真の支えだった。

彼女がソフィアを嫌っていることは、リチャードも承知していた。

長年にわたり、彼は何度となく間を取り持とうとした。ソフィア――...

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